自戒を込めて、というよりもほとんど自戒そのものなのですが、「空気読めないヲタ」の内訳が昔と今とでちょっと違う気がします。
昔はホントに典型的な「自分語りや趣味の話だけしかしない人」がヲタ世界にはたくさんいたのだけど、最近はそういう人に会うことがあんまりない。
そのかわり、ボケ・突っ込みが過剰でウザい人、が多くなってきた印象がある。普通に「そーだね」って頷けばいいところまで、いちいち面白くもない突っ込みをいれてくるタイプ。このタイプの人に「空気嫁」と言っても、「は? 俺は自分のことより周囲を優先しているから、周りを盛り上げようと頑張ってるんじゃないか」となってしまうのでたちが悪い。
なぜなのだろう。なんか、昔に比べてコミュニケーションスキルが強く求められる時代なのだろうか。昔は、ちょっとくらいの自分語りなら許される大らかな雰囲気があったような。それが今は猫も杓子もコミュニケーションコミュニケーション言うから、ヲタも慣れないボケツッコミをしなくちゃいけないような強迫観念を抱き、でもヲタだからスマートにはできなくて、で、ああなっちゃうのでしょうかね。だから本人的には、「周りの人が楽しくなるような話をしろよ」という空気を読んだ結果に他ならないわけでして、今更止めろと言われても、お前らにつまらないって言われたから頑張って面白いことを言う人になろうとしてるのに、またもとのつまらないヲタに戻れって言うのかよ!と逆ギレするしかないわけで。ああ耳が痛い。つまりあれだ。昔の大らかな雰囲気は良かったなあというお話でした。